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ベルイマン監督の 恥<未>(SKAMMEN /SHAME ) 1966 [は行の映画]

ベルイマン監督の 恥.jpg “恥” つながりで・・・ (^^;



オープニング・クレジットでは、終始不穏な騒音が続き・・・ 
なんだか不安をかき立てられるような!?

当然ながら?モノクローム・・・。

孤島に暮らす夫婦。
時にはギクシャクすることもあるが、深く愛し合っているように見える。
妻エーヴァは子供を欲しがっているが、夫のヤーンは今はまだその時期じゃないと・・・。
 
二人は元演奏家らしいが、今は農業に勤しみ、自給自足のような慎ましい生活。
収穫した“コケモモ” を二箱、市長さんに届けるのだ と、ポンコツ車に乗り街へ行くが
街の目抜き通りには軍用車両が連なり、戦争が色濃くなっていることがわかる。

平穏な生活だったのが・・・ 近くを空爆されたのを期に、一変する!?

自動車に荷物を詰め込み逃げようとするが、
・・・焦土を逃げ惑った挙げ句、断念して帰宅することに・・・!?

“解放軍” に襲われ、強引に “質疑応答” の模様を撮られてしまったり・・・
また、そのことで “政府軍”?に責め立てられることになる。

市長の匙加減で、どうにか解放されるのだが・・・
その後、市長が家を訪ねてきてから、夫婦はっ

さて・・・?

と、本来ならこれで終わるところですが
それでは何が “恥” なのかまるでわからないので、続きを書いてしまいます。

市長はエーヴァにご執心で・・・
酒で気分が悪くなったエーヴァを追ってベッドルームにまで入り込む。
と、突然 札束を取り出して、エーヴァに渡そうとするが、彼女は受け取ろうとせず・・・
市長を促して外に出て、少し離れた温室へと誘うのだった。

酒に酔ったヤーンが居眠りをしている隙の出来事だったが・・・
はたして、目が覚めたヤーンが見たものはっ!?

・・・ヤーンはベッドの上の札束を見つけ、 反射的にポケットに仕舞い込む。 

その後、帰ったはずの市長は解放軍に捕まり、庭に連れ戻されてきた。
「金を出せば解放すると言っているので、さっきの金を返してくれ!」

すると、ヤーンはシラを切り通す。
解放軍は、それでは! とばかりに家中を破壊し尽くした。

解放軍のリーダーは、ヤーンに拳銃を渡す。
呆然とした表情で、ヤーンはそれを受け取り、市長に向けて発砲する。
何発も!

ヤーンの変貌ぶりに、エーヴァはその後も驚かされることになる・・・!?

“恥” と言えば
戦争がもたらす狂気も人間の “恥” には違いないのですが
酔っていたとはいえ、夫の前で市長とキスをするエーヴァはどうなのか?
彼らに嫉妬して取ったヤーンの行為も “恥ずべき行為”なのでしょうけれども・・・。

イングマール・ベルイマン作品
初めての鑑賞かどうかは、定かではないのですが(汗)
じっくりと腰を据えて観たのはこれが初めてです。

リヴ・ウルマンの美しさ。
平和な日常が壊されていく恐怖。
また、人の心の変わりようの空恐ろしさを感じさせられました。

血が出るわけでもなく・・・
ただ爆撃の音や、何かの轟音に脅かされる、緊張の表情が印象的でしたね。

重くて虚しいけれど、観られて良かった! と思える作品でした。
スティーヴ・マックィーンに感謝! (^人^)


マックス・フォン・シドー(ヤーン)
リヴ・ウルマン(エーヴァ)
グンナール・ビョルンストランド(市長)
ブリジッタ・ヴァルベルグ
ハンス・アルフレッドソン
ベント・エクルンド


監督 イングマール・ベルイマン


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