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残像(POWIDOKI /AFTERIMAGE) 2016 [さ行の映画]

残像.jpg アンジェイ・ワイダ監督の遺作

人はそれでもなお、信念を貫けるのか。
ジャンル ドラマ/伝記/アート

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2016年10月に他界したポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督の遺作となった渾身の伝記ドラマ。
社会主義政権下のポーランドを舞台に、芸術の政治利用を進める時の政権によって葬り去られた
実在の前衛画家ヴワディスワフ・ストゥシェミンスキに焦点を当て、芸術家の矜持を貫き、
表現の自由のために戦い続けた不屈の信念を描き出す。
主演は「パン・タデウシュ物語」のボグスワフ・リンダ。

第二次大戦後のポーランド。
ソ連の影響が徐々に強まり、全体主義の暗い影が国中を覆い尽くそうとしていた。
そんな中、画家として創作活動に打ち込むかたわら、大学で後進の指導にも積極的に取り組んでいた
ストゥシェミンスキは、芸術を政治に利用しようとする政府の要求に真っ向から反発し、
ついに大学を追われてしまうのだったが…。    (allcinema より)
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「カティンの森 (2007)」も、さんざ迷った挙句に観ず仕舞いで・・・(DVDも未見)
お堅めで?苦手な部類の監督さん・・・ と食わず嫌いの私めでしたが、
またしても “遺作” の二文字にそそられて? アンジェイ・ワイダ監督作品初挑戦でしたっ
(どうも筆が遅々として進まず・・・  (・・*)ゞ すでにDVD発売になってしまいました~ w)

早々に、official website からの転載ですが・・・ ^^;
「1948~49年には、太陽を見たときの視覚的反応を描いた連作『残像Powidoki』を描いた
(映画のタイトルはここからとられている)」 そうです。

「“残像” はものを見たあと目に残る色だ」
「人は認識したものしか見ていない」 等の台詞が冒頭にありました。

冒頭は・・・ 草原での野外授業?
車座になって写生している学生たちの所へ、一人の若い女性がやってくる。

「ストゥシェミンスキ教授はどちらに?」 

すると、丘の上の人影が映し出された直後、
その人物がいきなり横になり、勢いよく転げ落ちてくる!?

一緒に居た学生たちも、コロコロとそれに倣う・・・
(ストゥシェミンスキは戦場での負傷で左手、右脚をなくしていて、松葉杖使用)

という、実に楽しげな導入部だったのですけれども
その後、ストゥシェミンスキの自宅のアトリエ?のシーンになりますとムードが一変!?

彼が床に座り込んで、真剣にキャンバスと向き合っていたところ
一瞬にして部屋中が赤に染まる!?

窓を “ポーランド統一労働者党 万歳!” の垂れ幕が覆っていました!
道路側から映されたソレには、“赤” に縁取られたスターリンの顔がっ

怒りにまかせて、松葉杖で切り裂くストゥシェミンスキでしたが・・・
直ぐさま、当局が駆け付け、連行されてしまいます。

これを機に、
名のある芸術家、信望厚い大学教授である彼の尊厳や名声は踏みにじられていくことに・・・。

さて・・・?

じわじわと、真綿で首を絞めるがごとく・・・ 的な弾圧の仕方って・・・ う~むむむ (¬、¬;
詳細を書き記すのにも、心が痛む以前に腹が立つ感じなのですが・・・ (汗)

ともかく、
ストゥシェミンスキを演じたボグスワフ・リンダが巧くて、疲弊していく過程がリアル過ぎ!!
威厳も品格も備えた彼の印象が刻々と変わっていくのは、見ていて辛いものがありました・・・。

地位や権利の剥奪・・・ 作品の撤去から破壊!  
更には配給券なしには画材も売ってもらえず
やっとありついた仕事も、どこからか手が回り? 途中で首になったり
食も十分でなくなれば、あとは・・・

ということで、まさか? ( ̄ο ̄;  のその時がくるわけですけれどもっ

それが・・・
それまでと打って変わって!? 華やかなシチュエーションで・・・ ちょっと吃驚なのでした!
ネタバレ御免で書いてしまいますとっ w

ウィンドウディスプレイの仕事を請け負ったストゥシェミンスキが
裸のマネキン人形が並ぶ明るい “ウィンドウ” に入ったところで体調が急変!?

・・・というものなのですけれども ^^;
その撮り方が素晴らしく! 思わず眼を奪われてしまいました!

それまでの暗いトーンに慣れた私めには、この上なく美しいものと映ったのでせふか?? (汗)
短いシーンだったはずですが、しかと脳裏に刻まれてしまいましたっ (・・*)ゞ

結局、その後は病院のベッドで介抱されることになるのですけれども
観ている側からすれば、ホッと安堵の溜息でしたね?(微笑)
それまでの彼の苦難に付き合ってきた “時間” がそうさせたのかもしれませぬ。(汗)

しかしながら、
とことん弾圧されるにはそれなりの理由がある? ^^;

ストゥシェミンスキは、いつも毅然としていて、闘う姿勢を崩さなかったですね。
抵抗し続けた というのでしょうか? 揺るぎない態度に気迫が籠っていました。
体制に与せず! “表現の自由を得るために!”

身体を壊すまでは・・・ というのが哀しいですが。

そして、一人娘のニカが居たことは、安心材料の一つでしたね!? (汗)
ニカを演じた、ブロニスワヴァ・ザマホフスカは、当然お初ですけれども ^^; 
赤いコートが印象的で、ユニークな個性が光る少女でした。
(彼女を通して、ストゥシェミンスキの “家庭人” としての片鱗がうかがえる・・・みたいな効果が?)


う~ん・・・ 予告編通り と言えばそうなのですけれども ^^;
主演俳優のボグスワフ・リンダも良い感じでしたし・・・ 最後まで興味深く拝見!
案外好みの作品だったような気が致します?(微笑)

ボグスワフ・リンダ(ストゥシェミンスキ) 前衛画家 大学教授
ゾフィア・ヴィフワチュ(ハンナ) 美術科の学生
クシシュトフ・ピチェンスキ(ユリアン(詩人))
ブロニスワヴァ・ザマホフスカ(ニカ) ストゥシェミンスキと、彫刻家カタジナ・コブロの一人娘

監督・脚本 アンジェイ・ワイダ

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Wajda Art Project

映画ファンが一緒に来て!:)私たちは、ワイダ芸術の偉大な芸術的なイベントに参加するために映画産業に関連するすべての人を招待し、もっと! アンジェイ・ワイダの図面の信じられないほどのアルバムの共同出版になります。 あなたは、ポーランドのフィルムのマスターは彼の偉大な作品を作成する方法迷っていますか? https://multiartprojects.com/ のウェブサイトを訪問し、あなたが私たちをサポートする方法を参照してください。
by Wajda Art Project (2018-04-24 19:44) 

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